Kintoneのレコードを取得する方法

Kintoneのレコードを取得する方法

Kintoneは、ローコードな業務改善プラットフォームとして知られています。本記事では、IntegromatのHTTPアプリを使って、Kintoneのサンプルアプリからデータを取得する方法を解説します。

HTTPアプリとモジュール

まずは、HTTPアプリを検索します。そして、HTTPアプリの中から「Make a request(リクエストを作成する)」というモジュールを選択します。

注釈:Integromatでは、HTTPやLINEという粒度を「アプリ」と呼びます。アプリのメニューを「モジュール」と表現しています。

HTTPは、Integromatが提供している汎用的なアプリとモジュールです。このアプリを使って、通常のGET、POSTリクエストを送ることができます。また、OAuth 2.0やBaisc認証にも対応しています。

Kintoneでいうと、このHTTPアプリのモジュールでAPIリクエストを作成し、送ります。設定は、以下の画像のようになります。

APIの設定

URLボックスには、ご自身のKintoneで使われているサブドメインとともに、APIパスを入力します。上の例では、レコードの一括取得APIを入力しています。

Method(メソッド)オプションでは、任意のリクエスト方法を選択します。今回の場合、レコードの「取得」を目的としているので、GETを選択しています。

Headers(ヘッダー)オプションでは、APIトークンを入力しています。Kintoneの場合、アプリごとにトークンの発行メニューがありますので、アプリの設定メニューからトークンを発行しておきます。

アプリの設定メニューからAPIトークンを発行する

ヘッダーオプションの詳細設定は、ヘッダー名と値を入力します。Kintoneの場合、ヘッダー名に「X-Cybozu-API-Token」を設定し、値(Value)にAPIトークンを設定します。

補足:Kintone以外のAPIの場合、Bearerが使われることも多いです。その場合、ヘッダー名が「Authorization」となり、値が「Bearer {{APIキー}}」となります。Bearerの後に半角スペースを入れて、APIキーを入力しないとエラーになります。

Query String(クエリー)オプションでは、API仕様で定義されているパラメターを設定します。KintoneのAPI仕様によると、アプリのIDは必須となっています。アプリごとに発行されたAPIトークンだから、ということでIDを省略するとエラーになります。

クエリーの設定

上の例は、アプリIDを1に設定しています。クエリー名を「app」とし、値を「1」とします。また、このアプリはサンプルの問い合わせ管理アプリとなっているので、絞り込みオプションを指定しています。

この絞り込みは、問い合わせ対応「ステータス」が「完了」のレコードのみ一括取得するものです。また、問い合わせのステータスカラムはドロップダウンになっているので、指定できるのは「in」もしくは「not in」となります。これはAPIの仕様です。

今回の場合、完了ステータスのレコードのみを取得したいので、クエリーは「Status in ("完了")」ということになります。完了ステータス以外のレコードを取得したい場合は「Status not in ("完了")」とすることで、未対応や対応中のレコードを取得することが可能です。

以下は、Kintone画面で見たときのステータスです。対応状況がAPIから返却されるStatusに対応しています。

Screenshot 2021-05-28 at 11.53.37 AM.png

APIから返却されたデータは、HTTPのモジュールから確認できます。

APIから返却されたステータス

いかがでしたでしょうか。今日は、汎用HTTPアプリの使いかたと、Kintoneへの接続方法について解説しました。

非エンジニアには、HTTPアプリやAPIリクエストを手動で記述するのは少しハードルが高いかもしれません。API仕様書を読んだり、リクエストのルールを理解する必要があるからです。

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とはいえ、このアプリとモジュールを使えるようになると、自働化やデジタル化の幅が大きく広がります。例えば、LINEアプリで実装されていないAPIにもアクセスが可能です。

つまり、今まで専用アプリがIntegromatにないので、あきらめていた連携が実現できるようになります。また、専用アプリはあるけれど、用意されているモジュールでは要望が実現できないというケースもあります。

そういうときに、HTTPアプリは強力なヘルパーツールとして活躍します。

デジタル化、自働化、業務効率化という文脈で考えると、すでにKintoneを導入している企業や組織はかなりの数です。ということは、プログラミングなしでKintoneのデータを活用することがデジタル化に大きな貢献となる可能性があります。

例えば、外部アプリからKintoneへレコードを同期する。逆にKintoneからAirtableなどのデータベースにデータを送る。Kintoneのファイルをダウンロードして、Google Driveに保存する。そして、共有リンクを自動発行する。

そういうことが、比較的カンタンかつ、短時間で実現できるようになります。ぜひ、小さくはじめるラクな自働化でデジタル化を楽しんでください!

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